少年よ大志を抱け そして大人は

日本人の夢はみんな同じ？

ある日、スタッフが外国人のNさんに聞かれました。

「将来の夢はなんですか？」

彼女は深く考えずに、「宝くじが当たったらいいな〜」と答えたそうなんです。

するとNさんはふっと笑って、

「日本人はみんな、宝くじが当たることを夢だと言う」と言ったとか。

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夢を描くときくらい、もっと遊んでいいのかも

その話を聞いて、たしかに最近私も夢を描けていないな…と思いました。

ちょうど今、経営の勉強会で「経営指針」というものをつくっているのですが、

私、10年後のビジョンが、全然出てこなかったんです（涙）

会社を始めた頃は、10年後も20年後もありありと描くことができていたのに。

しかもその絵は今も頭の中にあるのに、

気がつけば、あの頃には想像できなかった今を生きている。

そしていつの間にか、小さな夢を描いては自分でダメ出しして、

本当にやりたいことは奥の奥の奥にしまい込み、気がつけば自分でも忘れてしまう。

でもNさんのエピソードを聞いて思ったんです。

夢を描くときくらい、もっと自由で、もっと遊んでいいものなんじゃないか。

だって私たちも、結局「わくわくする方」「面白そうな方」に巻き込まれにいくから。

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少年よ大志を抱け、そして大人よ夢を語れ

そういえば、外国人材の紹介がまだ珍しかったころ、

会社に人を雇い入れた私は、心の中でこんなことを思っていました。

目指すところがあったとしても、私がそこを見ているだけでは何にもならない。

でも、もしもう一人、同じ方向を見てくれる人がいたら？

またひとり、またひとりと続いたら？

「何があるんだろう」と振り返る人が少しずつ増えていく。

100人が同じ方向を向いたら、その動きだけできっと風が起こる。

夢を描く、伝えるって、そういうことだと思うんです。

人材獲得競争と言いながら、外国人政策がどんどん厳しくなる日本。

海外からは「もう日本じゃない国に人を送った方がよいのではないか」という声も聞こえます。

それでも私たちは、日本に魅力的な国であってほしい。

辛い局面を乗り越える原動力は、いつも未来のイメージでした。

今、企業も私たち一人ひとりも、 冗談みたいな夢を胸の奥底から掘り起こして、ちょっと笑ってみませんか。

今日もお読みいただいてありがとうございました！

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